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第二弾はドイツ空軍戦闘機の代表格
メッサーシュミットBf109G-6がお題です。 |
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第二弾は 1/72スケール メッサーシュミットBf 109 G-6 |
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使用キット |
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このキットについて
メッサーシュミットBf109シリーズは、ファインモールドの航空機キットの中では3D-CADを使って設計された最初期のキット。
当時使ってた3D-CADは融通があまり利かなくて設計に難儀したとか。そのため一部、原型を作って手作業で進めたところもあったり。
でも、さすがは3D-CAD、このキットの頃から飛躍的にパーツの合わせ精度が向上したはず。
だから、一部のお客さんから当社のBf109は凄く組み易いとお褒めいただいたことも(ありがとうございます)。
しかし、ファインモールドの中でも、いま一つマイナーなのは何故なんでしょう?…営業の責任ですね。ハイ
工場長にBf109の設計時の事を聞いてみたら、エンジンの再現などもあったので、とにかくシャープに、かつイメージを崩さないように気をつけたとのこと。
それと、ドイツ機というとドイツ精密工業製品らしく、理詰めで設計されていると思いきや、設計者の感性が多分に活用されて設計されているんだ。と感じたらしいです。 |
今回はレシプロ機大好きの職人Nに作ってもらいました。職人気質な職人Nの作例なので、前回とうって変わり、
今回はちょっとスパルタンな作例になるかも知れません。解説文も職人Nによるものです。
なお、作例はG-6ですが、Bf109の他型式と共通する部分も多いので、他型式作成の際にもご参考にしてください。 |
(1)コックピット組み立て、塗装 |
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まずはコックピットに組み込むエッチングパーツの組み立てから行います。エッチングパーツは別売りの純正パーツを使用。
そのため、まずプラパーツ計器盤のモールドをサンドペーパーで削っておきます。
指で押さえてペーパー掛けすると平面にならないことが多いので、ピンセットを使いペーパー掛けをしています。ただ、ピンセットでパーツを掴むときは飛ばすことのないように注意してください。 |
エッチングパーツの切り出しはデザインナイフで行いますが、すぐに切れなくなるため、こまめに新品の刃に交換しながら作業しないとパーツ破損の原因となります。刃を引いて切るのではなく押し切るように切る方が切りやすいでしょう。 |
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↑エッチングパーツ取付後 |
←エッチングパーツ取付前
コックピットはシートベルトのエッチングパーツを使用することで随分と精密になります。
シートの縁は金ヤスリ、サンドペーパーを用いて薄くすると雰囲気がでます。
シートベルトはピンセットを使って合わせていきます。シートにフィットしたらゼリー状瞬間接着剤を極少量、爪楊枝ですくって点付けします。 |
フットペダルは精密な曲げ加工が必要になりますが、完成後は見えづらい箇所のため、特にこだわらなければ無理に取り付けなくともよいと思います。 |
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純正エッチングパーツをすべて使用したコックピット。
計器盤、シートベルト、フットペダル、操作ハンドルが純正エッチングパーツです。 |
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コックピットは全面をブラックグレーでエアブラシ塗装後、細部をエナメル塗料で筆塗りします。計器盤は塗装で仕上げてもよいですが、今回はデカール仕上げで行っています。計器盤モールドの凹凸に密着させるためにマークソフター(デカール軟化剤)を使用します。 |
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(2)胴体組み立て、各種ディテールアップ.1 |
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(3)塗装 |
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(4)デカール貼り |
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(5)ウェザリング、最終組み立て |
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(6)完成
下記完成画像はクリックすると大きい画像を見ることができます |
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以上で今回の作成は終了です。次回のお題をお楽しみに! |