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まずリノリウム色を塗装します。写真のように船首楼(せんしゅろう=船首の一段高くなっている部分)の甲板を接着する前に塗装します。
また、上部構造物(艦橋や武装など、甲板上に付けるパーツで軍艦色に塗装するもの)もまだ取り付けません。
後で艦底色&軍艦色を塗るときに境目をきっちり塗り分けるので、少々はみ出しても構いません。でも塗り残しはなるべくないように!
なお船首楼甲板を接着してしまうと船首楼に隠れて一部塗装出来ない部分がありますのでご注意を。 |
リノリウムって何ぞや?
リノリウムって漠然と「すべり止めや、鉄板の日光反射による船上の気温上昇を抑えてるもの。これ貼らずに鉄甲板むき出しで南方へ行ったら、それは大変」というイメージだけで、どういう物質か知らなかったので調べてみると、ジュート(麻の一種)に、アマニ油に松ヤニや、コルク粉なんかを混ぜたものを塗って固めているもので、一見するとビニールっぽく病院など建築物の床材に使われているらしいです。 |
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次に艦底色&軍艦色を塗るために、リノリウム色で塗装した部分をマスキングをします。船上の突起(構造物や艤装品)部分までマスキングしないようにテンプレートを使用してテープをカットしていきます。 |
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リノリウム部分をマスキングし終えた船体。
画像のような複雑な面にマスキングテープを効率よく貼っていくには、あらかじめ細かく切ったマスキングテープを貼り足していく方法がよいと思います。
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リノリウムをマスキングした後、艦底色を塗ります。艦底色もマスキングするので、はみ出しは気にせずに塗ってOK。塗装後マスキングします。マスキングはなるべくキッチリと。 |
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今回の作例では中央構造物を先に組み上げています。
煙突先端の黒塗装を済ませ、マスキングを行っています。
船体に接着する前に中央構造物を単独で組み上げたのは、機銃座などの裏側を塗装しやすくする為と、軍艦色の塗装工程をなるべく一度に済ますためです。 |
中央構造物と同様に、艦橋も同時進行で塗装するために組立てておきます。
しかし、クリアーパーツ(パーツ番号:G2)はまだ接着せず別個に塗装します。これは完成時に内側の天井が透明だと不自然に見えるので、天井内側も塗装するためです。
窓もリノリウム部分のマスキングと同じく細切りのマスキングテープでマスクします。窓内側のマスクも忘れずに。 |
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